ターバーからシナイ半島横断

イスラエル出国はチェックも簡単。ただし、出国税が高い!(71NIS:US$19:変動レートらしい?)

←ここはエジプトとの中間地帯。
前に見えるのがエジプトの入国事務所。この時間帯、国境を越える人は数えるほどだった。ここは本当は車道だが車が来ないので真ん中を歩く。

国境を越えて、2回ほど通りすがりの人に道を聞きながら、しばらく歩く。

ここが、EASTDELTA社のバスステーション?
うん?地球の歩き方の写真と違うなあ?

バスステーションといっても、切符売りの親父が一人いるだけ。ベンチが3つ。
バスは1日7本だけ。
カイロ行き3本、スエズ行き1本、シャルム・エル・シェイフ行き3本。

スエズ行きは朝7時15分の一本のみ?やられた~。
仕方ないな。スエズ運河はあきらめるか。10:30発のカイロ行きまで約1時間待ちだな。

一緒に来た英国人はダバブ行きが6時間待ちで、かなりがっくり来ていたな。
カイロまで行く家族連れがセルビスをチャーター。
バス会社の親父が客引きも兼ねていた?。
スエズ経由にしてくれるなら乗ると交渉も不成立。

近くの雑貨屋でパンとコーラを仕込んだ。
他に店はない?
ターバーの街はどこにあるんだ?
リゾートホテルと政府系施設以外なんもないぞ?
エイラットから一緒に来た英国人とバス会社の親父と話をしながらバスを待つ。
くだんの英国人、今春にソウル→釜山を自転車で走破、その後、福岡→北海道を自転車北上したそうな。
おまけに、バス代をぼったくられないように、ロンリープラネットで調べてくたりして、お世話になりました。
これが、EASTDELTA社のバス。
カイロまで55エジプトポンド≒1100円
安い!イスラエルの物価高は何だったのか?

乗車率は40%程度。空いていてよかった。

日本人は珍しいのか、結構乗客から声を掛けられる。
しばらく走ると、十字軍の頃の要塞。フィルオーン島が見えてきた。けど、周りにはリゾートホテル以外なにもない?
ここに滞在してもダイビングしかすることがないな。

車内ではエジプトのコメディー映画を上映。
この後、しばらくは山越えのワインディングロードを走る。

途中、検問が数回ある。
1回目は、外国人の私のみ質問を受ける。
2回目以降は、バスの運転手と外観のみ検査。

砂漠に入ると、単調な風景の連続で、ほとんどの行程を熟睡。
このあたりきれいな砂砂漠ではなく土漠だから景色もいまいちだ。

トイレ休憩は途中1回のみだから、下手に飲み物を飲むとひどい目に遭いそうだった。
どのあたりだったか、検問で全員下車させられ、トランクの荷物をひとりひとり開けて検査される。テロリスト対策なんだろうな。

期待していたスエズ運河はトンネルで通過。
窓からも運河本体は全く見えない。運河の堤防周辺は軍による警備が非常に厳重だった。かつて戦争をしてまで取り合った重要施設であることがよくわかる。
カイロ市内に近づくと、急激に交通量が増える。

いやー、カイロは想像以上の大都市のようだ。

約6時間でカイロ到着。地球の歩き方には所用7時間とあったが、スムーズに走れてこれはラッキーだった。


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